40歳前後になる舞にプライベートも変化

 舞やめぐみら町工場を盛り上げるために奮闘し、活躍する女性の姿は、舞台となっている東大阪市をはじめ京都や奈良、東京などの町工場100社以上の取材を基にしている。

「積極的に女性の職人を雇用している会社や、女性の社長が頑張っている工場がいくつもあります。町工場が抱える問題に敏感で新しいことを切り開いていかないと立ち行かなくなる危機感も強く持っていらっしゃいました。

 そういう方たちから伺った話を参考にしてキャラクターや物語の展開に反映しています。福原さんや永作さんも新鮮に受け止められて、リアリティーがあって魅力的に演じていただいています」

 第17週(1月23日~28日放送)は、2013年に時が経過。舞は持ち直した工場を支える存在に成長する。短歌作りを続ける幼なじみの貴司(赤楚衛二)は五島列島から戻り、古本屋の「デラシネ」を引き継ぐことになる。

五島から東大阪に戻ってきた貴司の短歌に励まされることも
五島から東大阪に戻ってきた貴司の短歌に励まされることも
【写真】東大阪に戻った幼馴染の貴司(赤楚衛二)に励まされる舞(福原遥)

「舞は社会人として経験を積むと同時に、未来に向けた夢をどうしたら実現できるのか具体的に考えて取り組んでいきます。それに悠人がどう関わるのか。大人になった舞と幼なじみの貴司、久留美(山下美月)にも変化が訪れます」

 最終的には40歳前後になった舞が描かれる予定で、柏木(目黒蓮)と別れた舞のプライベートも気になるところだ。

「プライベートの変化?あるんじゃないでしょうか(笑)。ヒロインのプライベートも大事な要素ですから、そこもしっかりと描いていきたいです。

 年齢を重ねた舞は、人の気持ちを酌み取る本質的なところは変わらないけど、いろんな人とつながってみんなが幸せになるにはどうすればいいのか。先頭に立っていけるような人に、より成長していく姿を見届けていただければと思います」