1月9日にスタートしたフジテレビ系の昼の新番組『ぽかぽか』。放送開始からまだ2週間にもかかわらず、すでに先行きが案じられている。
「初回は世帯平均視聴率3・3%とまずまずな滑り出しでしたが、翌日以降は下降の一途で13日には1%台を記録しました」(スポーツ紙記者)
『ぽかぽか』はMCをお笑いコンビ・ハライチの澤部佑と岩井勇気、フリーアナウンサーの神田愛花の3人が務めるバラエティー番組。前番組の『ポップUP!』がわずか9か月で終了しただけに、フジからは並々ならぬ期待が寄せられていたようだが……。
「ゲストトークや朗読劇などありますが、3時間という放送時間を持て余しているように見えます。特に地方ローカル番組を紹介するコーナーでは、テレビ西日本制作の『ゴリパラ見聞録』などを30分間まるまる放送。オリジナルと違う要素といえば、スタジオの出演者のリアクションをワイプで流すのみと、はたして生放送でやる意味があるのでしょうか……」(制作会社関係者)
グダグダ感が否めない『ぽかぽか』だが、業界内ではちょっとした違和感を指摘する声も。
「バラエティー番組という立ち位置なのに、吉本興業所属の人気芸人がまったく出てないんですよ。いるのは曜日レギュラーのガレッジセールのゴリさん扮するゴリエくらい。企画が弱いなら旬の出演者で勝負すればいいのに、もったいないなと」(芸能プロ関係者)
EXITやオズワルドといったテレビでおなじみの吉本芸人がキャスティングされていないのには、どうやら事情があるようだ。
「まだMCを誰にするか協議をしていた企画段階のころ、吉本側から“ナインティナインの矢部浩之さんを『ぽかぽか』のメインMCにできないか”という打診があったんです。吉本としては長年貢献してきた矢部さんに、活躍の場を与えたかったんでしょうね」(フジテレビ関係者、以下同)