目次
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ー 演技に目覚めた最初のきっかけ
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ー “恋愛ドラマの場合”に同じような演技が際立つ

《一見クールだけど実は誠実で繊細風》、《相手役から目線をそらしてボソボソとセリフを話す》、《どんな感情もおちょぼ口で表す》

 金曜ドラマ『100万回言えばよかった』(TBS系金曜夜10時)の初回放送後、冒頭の意見がSNSで話題に。

「実はこれは以前から言われていて、女性のおしゃべり掲示板『ママスタ』や『ガールズちゃんねる』では佐藤健の演技が“いつもナルシスト演技”などと話題になっていました」(スポーツ紙記者)

 人気俳優になると同時に、手厳しい意見も増え……。

いつの間にか“何をやっても佐藤健”と呼ばれるようになり、なかには“キムタク演技”と言う人も。確かにボソボソ話して唇をとがらせるイメージはおふたりとも共通していますが」(同)

 SNSなどで佐藤健の情報を発信している、佐藤健ウォッチャーのHATSUさんが振り返る。

演技に目覚めた最初のきっかけ

 高校2年生のときに初めて訪れたという原宿でスカウトされた佐藤健。主演デビュー作は平成仮面ライダーシリーズの中でも人気の高い名作『仮面ライダー電王』('07年)。演技経験はほぼゼロだったにもかかわらず、主人公を体当たりで熱演。

『仮面ライダー電王』('07-'08)出演時の佐藤健
『仮面ライダー電王』('07-'08)出演時の佐藤健

「佐藤さんが演じた主人公は人格が入れ替わることが度々あり、その都度新しい顔を見せていました。演技がうまいとはいえませんでしたが、みずみずしい魅力で難役を務めました。この作品では自然な演技の佐藤さんが見られます。まだ現在の“キムタク演技”の様子はありません」

 佐藤が演技に目覚めた最初のきっかけは『ROOKIES』('08年TBS系)だという。

若手イケメン俳優が多数出演していた『ROOKIES』
若手イケメン俳優が多数出演していた『ROOKIES』

「彼は雑誌のインタビューなどで“多くの同世代役者の中で爪痕を残せず悔しい思いをした”と語っていました。そこから演技への取り組み方が変わったようです。その言葉どおり、三浦春馬さんと共演した'08年のドラマ『ブラッディ・マンデイ』では三浦さんの陰ながらも存在感を発揮していました。その後、'09年の『メイちゃんの執事』などにも出演し、人気を集めていきます」

 このときの佐藤は演技について話題に上ることもなく、若手イケメン俳優の筆頭ポジションだった。