ひとしきりお酒を飲み、締めのラーメンも食べた三又に、今日のやりとりを記事にしたい旨を伝えると“もっと面白い話がある”と切り出す。
地元・岩手県花巻市の市長になりたい
「実は新年度から、とある大学の特別講師に招かれているんです。それに向けて、今は禁煙したり、本を読んだりと、いろいろ準備しているんですよ。記事の見出しは“三又、大学講師就任!”。これで決まりでしょう」
続けて将来の展望も熱弁。
「いつか自分が生まれ育った地元、岩手県花巻市の市議か市長になりたいんですよね。今じゃ寂れてしまっていて花巻のポテンシャルを活かせていませんから、僕がフェスを誘致したりして、昔みたいに盛り上げたいんです。実現したらもちろん大トリは僕がやりますよ」
2軒合わせて、会計は締めて約1万円。当然のごとく記者が支払うことになり再取材は終了。上機嫌の三又は、店を出てすぐに自分だけに200円のたい焼きを購入し、「今日は近くの知人の家に泊めてもらいます」と、タクシーに乗って去っていった……。
逞しさすら覚える破天荒な生き方は、三又が芸能界で生き残るための最強の武器かもしれない。