長井「反省点を公にすべき」 小峰市議に直撃
自身のSNSで、今回の問題に言及している長井も、
「西東京市の議員はハラスメント慣れしているのが問題」
と、苦言を呈する。
「ハラスメントは10年近くに渡って行われてきた悪質なもの。にも関わらず、小峰市議は“冗談とハラスメントの違いがわからない人だよね”といった具合に容認されてきた。昭和の時代ならいざ知らず、今の時代は完全にアウトな発言です。しかし自民党など大きな会派は、後藤市議たちの告発を“まずは手順を踏んで”と、スルーしようとしていた。僕が“常識外れです”と指摘して、ようやくホームページで決議案などを公開したという流れです」(長井)
小峰市議は、謝罪文を納田市議と後藤市議に渡したというが、長井はこう続ける。
「2年ほど前に、西東京市ではハラスメントに関する講習会を行っていたにも関わらず、小峰市議の言動が見過ごされてきた。今回も“謝罪をしたから”と許すのではなく、再発防止のためにもどこが悪かったのかを本人がきちんと自己分析をした上で、反省点を公にすべきだと思います」
小峰市議の活動については、
「長年、市議を務めているにも関わらず、質問の内容が薄いんですよね。1つのミスを延々と指摘し続けていたり、ムダな時間が多い。無所属ではあるものの、仲のいい議員で派閥を組み、大変でなく報酬のいい“甘汁ポスト”にだけ就く。長年市議を務めているわけですから、本来はほかの市議の見本になるべきだと思うのですが……」(長井)
ハラスメント発覚後は、体調不良で議会を欠席している小峰市議。今回のことをどのように捉えているのか、2月8日に自宅から出てきたところを直撃した。
「駅前のような人が多い場所で、“いじめてやる”と本気で恫喝するわけがない。私としては褒めたり、フレンドリーに話したつもりでしたが、認識不足でした。これを機にハラスメントについてきちんと勉強し、西東京市をよくしていきたいと思います」
納田市議の娘に対して、成人式の場で「お前は敵だ」と言ったことについては、
「選挙のときはお互い敵同士なので、“またライバルになるな”というジョークの意味合いで話したつもりでした。でも、パワハラと捉えられてしまった。さすがに、卒園児を悪く言うことはないですよ。真意はともあれ、娘さんを傷つけてしまったなら申し訳ないと思ったので謝罪をしました」
と反省は示した上で、
「2人が発表した文書には、事実と異なる点もあります。納田市議と後藤市議もメディアやSNSを通じて意見を言う前に、直接僕に意見を言ってくれれば、ここまでボタンのかけ違いは生まれなかったと思う。逃げも隠れもしないので、取材する側も何か聞きたいことがあれば直接連絡してきてほしいです」
と訴えた。一方で、ほかの議員からは小峰市議に対してこんな声も。
「彼は無所属で盤石な地盤がないこともあり、最近では下位当選が続いています。安泰とは言えない立場なので、ライバルを減らすために、若手や女性市議に嫌がらせをしているように見えます」(前出・全国紙記者)
悔い改め、今後は西東京市民の手本となってくれることを信じたい。