カットしたら顔が大きく……
ボウルに入って長くのび~るねこさん。ダンボール内で溶け~るねこさん。ありえないポージングで眠りにつくねこさん……。
どのねこさんもアーティスティック。素晴らしいトランスフォームだ。
だが、ひときわ目を引く異形のねこさんがいる……
《ムーさん(10歳)》
ライオンカットが勇ましい、雌ねこ・ムーさん(10歳)だ。魅惑の液状化さえも彼女には不要。そこに立つだけで圧倒的存在感を放つ。
ライオンカットはいわゆるサマーカット(ねこさんの被毛を本来の長さより短く刈り込むもの)だ。寒い時期にこの短さ……。
「毛玉が出たのでトリミングに行ったところ、寒い2月に2ミリカットにされ、1日中お怒りでした。お腹が弱い系なので夜はベストを着て寝ています」(飼い主)
ムーさんはまた、すこぶるお腹が弱かった。夜にはちゃんちゃんこ的ベストを着て寝ているとのことだ。ああ、そんなエピソードまで愛らしい……!
ねこの日ならずとも、こんなキュートな変形ねこさんたちに骨抜きにされる日々、最高だというほかない♪
『ねこは液体』(河出書房新社/1300円+税)
※ふにさん、バロンくん、銀太郎くんの画像は書籍『ねこは液体』より。ほかは飼い主提供