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ー 大会側は「兼近」だったことを認識せず

《兼近に頑張ってほしいなー》

 人気お笑いコンビ・EXIT兼近大樹にエールを送ったのは、ダウンタウンの松本人志だ。

「全国各地で発生している連続強盗事件の指示役とされる“ルフィ”こと渡辺優樹容疑者との過去の関係が、1月末に報じられたことに対するものです。兼近さんは、2012年8月に男性宅から金庫などを盗んだ疑いで逮捕されており、(後に不起訴処分)そのときに一緒に逮捕されていたのが渡辺容疑者でした」(全国紙社会部記者)

 兼近は自身のTwitterで、《ほとんどがすでに公表している事実》としながら、《恵まれない家庭支援や教育的な支援、最後に更生の支援の順番でやっています!地域格差や貧困格差にも目を向けています!》などと、渡辺容疑者のような加害者を生み出さないよう活動していることを明らかにした。

「コスメブランドのトークイベントが中止され、CM動画が削除されるなどの影響がありました。しかし、しっかりと過去の過ちを反省して更生していることや、そんな彼を応援する声も多いことから、ダメージはほとんどなく仕事を続けています」(同・記者)

 そんな中、兼近にはひそかに取り組んでいたことがあった。

「実は、ピン芸日本一決定戦『R―1グランプリ』に出場していたんですよ」(芸能プロ関係者)

 公式サイトを見ても、3月4日に行われる決勝の進出者はおろか、1回戦の出場者にも“EXIT兼近”の名前は見当たらないけれど……。

見た目をカムフラージュして名前も隠し、人目を忍んで参加していましたからね。残念ながら2回戦で敗退となってしまいましたが『ぽぐじゃーぴゅん』という名前で出場していたそうなんです」(同・芸能プロ関係者)

大会側は「兼近」だったことを認識せず

 改めてその名前を探すと、1月12日の1回戦と、1月18日の2回戦で確認できた。

『R―1』を制作する関西テレビにも問い合わせると、

「『ぽぐじゃーぴゅん』という出場者がいたことは把握しています。出場時点でこの方が兼近さんだったということは認識していませんでした

 と回答があった。大会側も気づかないほどの変装ぶりだったようだが、一体どうして正体を隠していたのか。

「『R―1』の予選は有名どころは受かりやすい傾向にあり、人気と知名度が高い兼近さんは、それに懸念を抱いていたのです。あくまで自力で、ネタのおもしろさで勝負するため、200万円かけて発注した特殊メイクも準備していたそうです。その完成が2回戦の時点では間に合わずに手の込んだメイクで出場したため、お披露目できずに終わってしまったそうですが……」(放送作家)

 “お後がヒュイゴー”とはいかなかったみたい。