一人5役をこなすMEGUMI、発散したいときはひとりサウナで
近年はプロデューサーとして作品作りにも力を注いでいる。
「始めたきっかけはコロナ禍です。最初の自粛期間中、芸能界の仕事が受け身だけだったら厳しいと感じて、発信していく仕事をしていこうと思い興味のあった映像を作り始めました。ゼロから1を作り出す作業は興奮するし、幸福なことだと実感しました。
女優は演技だけに集中すればいいけど、プロデューサーは製作費の管理、お弁当の発注、演者のケアなど多岐です。問題が起きることが多く、朝お金が足りないと目を覚ますこともありますよ。プロデューサーをやるようになって、女優のときに“何、待ち?”とか言わなくなりました(笑)」
金沢でカフェを経営する起業家でもある。母、妻と合わせると一人5役をこなす。
「たまにはパニックになりながらも自分の体調や精神面の状況に対応できるようになっています。愚痴や文句は誰かに当たってもいいことはないと思うので、発散したいときはひとりでサウナに行って整えると、すっかり忘れることができます」
公私共に忙殺されているのは想像に難くない。
「起きた瞬間からフルマックスです。早朝、息子の食事を作って、地方で撮影。移動中にズームで3本打ち合わせ。1日15個くらいのタスク(仕事)をこなしているほうが調子いいです。バランスをとるというよりも全部同じトーンでやっている感じ。エネルギー過多みたいで、周りの人たちは迷惑かもしれないですね(笑)。
すべてにやりたい気持ちがあるから健康にも気をつけています。一生はできないかもしれないけど、とりあえず40代はこのまま頑張ります!」
ヘアメイク/エノモトマサノリ スタイリスト/Erina Ohama