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ー アマプラのWBC中継に兼近が登場
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ー 兼近が野球ファンに嫌われた理由

 

 メジャーリーガー・大谷翔平選手の投打にわたる大活躍もあって、8対1で中国に勝利した野球日本代表「侍ジャパン」。3回目のWBC(ワールドベースボールクラシック)制覇に向けて上々のスタートを切った。

 TBS系で放送された中国戦の世帯視聴率はなんと41.9%を記録。これはWBC中継で歴代2位となる数字で、大谷選手が2打席本塁打を放った強化試合の阪神タイガース戦(3月6日、テレビ朝日系)の20.2%から倍以上に跳ね上がった形に。

 それだけに本大会の放送権を獲得しているTBS、そして決勝戦の中継も予定しているテレビ朝日の力の入れようは相当のもの。情報番組やワイドショーでは連日にわたってWBCや侍ジャパンの特集を組み、それぞれが中継にあたって豪華解説者を揃えるなど万全の体制で臨んでいる。

 中国戦で解説者を務めたのは元メジャーリーガーの佐々木主浩氏、そしてゲスト解説には、2009年大会で侍ジャパンを世界一に導いた原辰徳監督、当時のチームで主軸を打った稲葉篤紀氏が迎えられた。

「そして彼らと一緒に中継を盛り上げたのが『侍ジャパン公認サポートキャプテン』の中居正広さんです。試合前の現場でも選手だけでなく、コーチやスタッフへの取材も熱心で視聴者目線に立っての独自情報を随時伝えています。

 “野球愛”は芸能界イチとも言われる中居さんだけに、普段のバラエティー番組とは違った真剣な表情が印象的ですね。心配された体調面も問題なさそう」(キー局情報番組・スポーツ担当ディレクター)

アマプラのWBC中継に兼近が登場

 そんな地上波に負けていないのが、同様にWBCの熱戦をライブ配信する“アマプラ”ことAmazon『Prime Video』(『アマゾン プライム・ビデオ』だ。2022年のサッカーワールドカップ・カタール大会をネットテレビ局『ABEMA』が全試合を配信したように、近年のスポーツ中継におけるネット配信は切れないものになっている。

 W杯で元日本代表の本田圭佑が解説を務めたように、アマプラにも第1回WBCで選手、コーチとして参加した里崎智也氏と辻発彦氏ら解説者としてが登場。さらには初代優勝監督であるレジェンド・王貞治氏も出演と、地上波に負けない豪華布陣を揃えたのだ。

 そして実況を務めた文化放送の斉藤一美アナウンサーと共に、MCとして番組進行役を担ったのがお笑いコンビ『EXIT兼近大樹だった。スポーツ中継になぜ“チャラキャラ”の兼近?と思ったら、実は野球経験者のようで。