「嫌われる毒舌」に共通するのは“マウント”
その言葉どおり、「嫌い」の1位に輝いたのは、
「悪口にしか聞こえないから」(埼玉県58歳)
「上から目線のしゃべりが苦手」(鹿児島県34歳)
などの意見が散見された泉ピン子。「優しさや思いやりが感じられないから」といった意見も目立ち、“愛”のない毒舌は視聴者の反感を招くことが浮き彫りになった格好だ。
そして、「嫌い」2位は少し意外な気もするがフワちゃんが選ばれた。
「見ていて不愉快になる失礼さがあるから見たくない」(埼玉県49歳)
「言葉遣いが悪く、敬語を使わないから」(千葉県50歳)
タメ口や自由奔放さといったフワちゃん独自のキャラクター性が、40〜50代には「敬意を欠く」と映ったもよう。スマートさも毒舌には欠かせないというわけだ。
では、ここからは「好き」部門の3位以下をチェックしていこう。まず第3位にランクインしたのは、
「あれだけ振り切って自分本位だと、むしろすがすがしい」(神奈川県60歳)
などの票が集まった高嶋ちさ子。実は彼女、「嫌い」部門の8位にも選出されており、好き嫌いが分かれる毒舌キャラだということがわかる。
「タレント業とは別に、本業がある人は好感度を気にしなくていいので、コメントの切れ味が鋭い」とは、前出の大野さんの弁だ。
「高嶋さんはバイオリニストとして一流の腕前を持っていますから、テレビの仕事がなくなっても困らない方。そのため歯に衣着せぬ発言をしやすい。また、お父さまがビートルズを日本に紹介した人物ですから、お嬢さまでもある。
テレビ朝日系の『ザワつく!金曜日』が人気を博しているのは、高嶋さん、石原良純さん、長嶋一茂さんの浮世離れした3人が物申すから面白いわけですよね。半面、ズケズケと言うがあまり『好きではない』という方も一定数いるでしょう」