《(立花さんは)正直に本当のこと言ってやっていうだけの話です、ほんまに》
3月8日、ガーシーの参院本会議欠席の責任を取るとの名目で、NHK党党首の辞任と『政治家女子48党』への党名変更を発表した立花氏。ガーシーはこの時もSNSで切り出すと、
《俺はもう何十回何百回と言うけど「日本に帰らなくていい、国会に出なくていい」って言ったの俺じゃないからね。立花さんやからね。そこをね、論点をすり替えないでほしい、ほんまに…》
と、「帰国しなかった、国会に出なかった」のも、立花氏の“指示”に従ったまでとするような物言いに終始。選挙戦をともに勝ち抜き、喜びあった“同志”への信頼はすでにないように見える。
「死なばもろとも」立花も道連れか
元N党の動向を取材してきた政治ジャーナリストは、「そもそも互いに利用して、されての関係で成り立っていたのでしょう」と解説する。除名されたガーシーの代わりに繰り上げ当選したのは、政治家女子48党の斉藤健一郎副党首だ。
「おそらくN党にとってガーシーさんは集票目的で担ぎ上げたにすぎず、早々に議員辞職をすると踏んでいたのかもしれません。さすれば扱いにくい彼よりも、繰り上げ当選させた“手駒”を議席に置くことができますからね。
ところが、ガーシーさんなりに議員として“やる気”を出してしまい、なかなか辞めようとしなかったのかもしれない。逮捕の心配があったのは事実でしょうが、それ以上に彼に帰国、国会に出席されて困るのは立花さんの方だったようにも思えます。
BTSを謳った詐欺行為を働き、芸能人や著名人らの暴露で名を馳せたガーシーさんですが、どこか義理人情を果たすような人間臭さも感じます。もしかしたら、どこかで信用していた立花さんに“裏切られた”と思い込んでいるのなら、今後も不利益になるような暴露をしていく可能性はありますね」(政治ジャーナリスト)
ガーシーが“暴露系ユーチューバー”になった動機は、自分を裏切った芸能人たちへの復讐とされている。著書のタイトルにもなっている『死なばもろとも』の怨念は今、立花氏に向けられているのかもしれない。