翌3月20日に【コーヒーはありだけど、ドーナツはダメ】との答えが最も多かったとする結果を示しつつ、【このアンケートが私の言いたいことを表してくれている】と、まるで多数決に乗っかるように自身の留学時代の体験を語り始める。
若者への“ゴマスリ”パフォーマンスか
なんでもアメリカの高校では、生徒は授業中にコーヒーを飲みながらドーナツをかじっていたといい、最初は否定的だった河野大臣だったが、翌週には自身も同様の行為をするようになった、というもの。
【だから基本的なマナーだと思っている(続)ものも、そうではないかもしれません。高校生なら、自分達で守るべきマナーを、自分達で決めさせてあげるべきだと、たぶん、その時から思うようになりました。】
「何かと若者支持が高いとされる大臣だけに、高校球児に寄り添って高野連の大人たちに疑問を投げかけたかったのでしょう」と苦笑いするのはキー局報道部の政治記者。
「それこそペッパーミルではなく、若者にゴマスリするようなパフォーマンスを見せるも思ったような支持を得られず、論点をズラしてあやふやにしようとしたように見えますね。
そもそも今回のエラーに乗じたパフォーマンスは、“大人の価値観”や“ブラック校則”とはなんの関係もない、単に相手チームへの敬意を欠いたスポーツマンシップに反した行為が問題視されているわけで、河野さんが言う“自分たちで決める”ことを問う話ではないでしょう。失敗したら素直に認めて謝罪する、そんなマナーを教えるのも大人の役目だと思うんですが(苦笑)」
若者たちから、“他の大人たちと一緒”と思われないようにしたい。