彼が最初に話題になったのは、2006年のこと。当時は11人の女性、子ども1人と暮らしていたが、このときも同様の事件を起こす。博仁容疑者が20代女性に集団生活に加わるよう誘ったが断られたため、

「ここを出れば肉をそがれてミンチにされる」

 などと脅した疑いで逮捕。懲役1年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。そのころは、頻繁に女性のスカウトを行っていた。

近所でスカウト「私のところへ来れば、幸せになれるよ」

「彼に“私のところへ来れば、幸せになれるよ”と誘われたことがあるんです。でも、あの家のウワサを知っていたし、あまりも気持ち悪いので、断りましたけど(笑)」(30代女性)

  当時、自宅から複数の催眠術関連本が押収され、女性を虜にする洗脳に使っていたと騒がれた。『週刊女性』もハーレムで唯一、女児を出産していた女性Aさんの取材をしていた。彼女の故郷である新潟県長岡市を訪ねると、

「Aさんの両親は公務員で、本人もまじめないい子だった。彼女の妹も、集団生活に参加していたこともあったとか。どうしてしまったのか……」(Aさんの親族)

 あれから17年、同居女性は2人減ったものの博仁容疑者はハーレムを解散せず、今も拡大を図っていたのだ。