この親族は、T氏を“やり手の実業家”だと聞いていたものの、実際はほとんど収入はなく、生活費の9割は篠田が負担していたという。
「麻里子は離婚調停で初めてT氏の年収を知ったのですが、新卒のサラリーマンより少しいい程度の金額だったと。彼が経営しているペットフード会社の開業時に1000万円ほどの資金提供をしていますが、当然、未返済のまま」(同・篠田の親族)
目的は「子どもではなくカネ」
結婚生活では口癖のように「俺、カネないよ」と篠田におねだりまでしていたというT氏だが、一方でモラハラのような言動も繰り返していた。
「家計の負担をしないだけではなく、篠田さんの記念日にも贈り物をしない。そのくせ、自分では篠田さんにブランド品を買ってもらったり、『一粒万倍日だから』とプレゼントをねだったり。異様なほどにケチで、長女の習い事ひとつとっても『どうせ無駄だよ』『向いてないからやめろ』と渋るし、篠田さんの出産時には無痛分娩や個室料について『そんなん必要ないでしょ』と言い放ったそうです。
どう見ても“逆玉”なのに、篠田さんに対して『麻里子は俺がいないと何もできない』『経営ってわかる?』と見下したり、芸能活動にも否定的で『笑ってるだけでお金もらえていいよね』とも」(夫婦を知る関係者)
夫婦ゲンカがヒートアップすると、突然スマホで篠田を撮影し始めることまで……。
「Tさんは『これが流出したら、どうなるかわかっているのか?』と脅してきたとか。別居直前には、過去に篠田さんが使っていた解約済みのスマートフォンが、録音状態のままで寝室に仕掛けられていた。『自分の悪口を言われていると思ったので仕掛けた』と白状したそうですが、異常な行動です。篠田さんの交際関係にも嫉妬深く、共演しただけの俳優との男女関係を疑ったことも。スマホの覗き見は日常茶飯事だったと聞いています」(別の知人)
不確実な物証をもとに篠田の不倫を疑い、複数の週刊誌やインフルエンサーを駆使して、篠田のプライバシーを暴露し続けてきたT氏。法外に高額な慰謝料を請求するほどに強気だった彼も、今年に入ってから窮地に立たされた。
「結果的に、報じられてしまった8000万円の“脅迫メール”が命取りに。離婚後に子どもとの生活を取り戻そうとした篠田さんに対して、T氏は状況を利用して多額の金銭請求をしており、メディア側も彼の側に立つと脅迫行為に加担することになるため、報じることをやめたのです。彼の目的が『子どもではなくカネ』だと気づかれてしまったのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)