ブラジリアン柔術の格闘家だった江口容疑者(画像は一部加工。本人のSNSより)
ブラジリアン柔術の格闘家だった江口容疑者(画像は一部加工。本人のSNSより)
【写真】血だらけになって…怪力を見せる江口容疑者など多数

「所属チームでは、最も大食漢で1か月の食費が53万円などとキャラクターづけされる愛されキャラだった。ビックマックを一度に3個食べるらしい。身体がデカく正々堂々としていてやさしい性格。総合格闘家としてのプロデビューは苦い結果に終わったが、原点に戻ってブラジリアン柔術のレベルアップに努め、パワー強化のために身体のサイズをどんどん大きくしていった」(前出の関係者)

 筋トレでサイズアップした江口容疑者は19年、“力試し”をするように千葉県パワーリフティング選手権大会のノーギア一般120キログラム級に出場する。専用ギアを着用しないシンプルなスタイルで、スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの3種目で持ち上げるバーベルの重さを競う。結果は見事優勝。

 勝っておごらず、

《スクワット第1試技200kgでまた負傷してしまい210kgしか挙げられず……もっと精神的にも肉体的にも鍛えてまた挑戦したいと思います!》

 とSNSに綴った。

 私生活では、正月の餅つきで両手にそれぞれ杵を持つ二刀流をみせたり、軽トラックの荷台を持ち上げ後輪を浮かせる独自トレーニングをして甥っ子を驚かせた。プロ格闘家として通用しなくても、気はやさしくて力持ち。自宅では洗剤のキャップや水道の蛇口をきつく締めすぎて家族が開けられなくなるハプニングもあったようだが、もうひとつ困った問題が……。

動物たちを我が子のように溺愛

動物好きが度を超えているんですよ。犬を何匹も飼っていて、ほかに亀とか熱帯魚とかアマゾンに生息するような大型魚も飼育していたそうです。家の中は飼育ケージや餌でいっぱい。マメに掃除するなどきちんと世話はするらしいんですが、飼育動物は増える一方だった。甥っ子や姪っ子の面倒もよくみていたそうですが、動物たちをまるで我が子のように溺愛していたようです」(近所の男性)

 犬、熱帯魚、メダカぐらいは許容範囲だろう。しかし、個体の大きいリクガメやワニのような大型魚アリゲーターガーを飼育許可を取って飼っていた。SNSでは悪びれる様子もなく、将来的にフクロウやミーアキャットに手を伸ばし、ゾウガメを庭で放し飼いにするプランを描いていたからいずれ動物王国になってしまう。

 そうした特異な環境下、一家にとってショックな出来事が続いた。