《愛猫がいなくなって三日三晩 どこ探しても、どんなに静かにマンション、外に座って耳を澄ましても、猫の鳴き声が聞こえません… 警察、保健所、愛護協会には連絡済みです 皆様のお力をお貸しください 名前:ピケ(2歳) 種類:ベンガル 性格:おとなしくて優しい 逗子、鎌倉の皆様よろしくお願いします》
globeのマーク・パンサーがインスタグラムにこのような投稿をしたのは3月11日のこと。そして2日後の13日に、同じくインスタグラムに愛猫が亡くなったことを綴っている。
これらの投稿にはマークを思いやるコメントが多数寄せられたが、“愛猫家”の視点からはこの事件は別な側面が見受けられたようで……。
愛猫家が指摘する“違和感”
行方不明時、マークはインスタグラムで以下のように綴っていた。
《うりふたつなもう1匹の兄弟猫がずっと逗子マリーナのバルコニーから呼んでいます… 朝から晩まで泣いています(涙の絵文字) 心がはちきれそうな叫びです… 逗子マリーナ近辺の目撃情報DMでよろしくお願いします》
投稿には彼の自宅マンションのバルコニー(2階)の手すりを歩く“兄弟猫”の写真が添えられていた。
「亡くなられたのは本当に悲しいことだし、お悔やみを申し上げますが、インスタの写真を見て、こういう飼い方をしてしまっては……と猫ちゃんを可哀想に思いました……」(動物愛護団体・代表)
行方不明になったことを伝える投稿には、ベランダでくつろぐマークの膝上で寝転ぶ愛猫の写真が添えられていた。
「写真は“これじゃあ脱走してもしょうがない”というものばかりでした。リードも付けず、バルコニーの柵には脱走を防止する設備などは一切ありませんでした。兄弟猫も悲しんでいるという投稿の写真も……。脱走するのも仕方がない環境下で育てていて、結果的に1匹が行方不明になっているなかで、兄弟猫も同じ環境で当然リードもなく、バルコニーの柵の上を歩いていて……。 “今の環境・飼い方が良くない”という自覚はないと感じ、兄弟猫も同様の事態になってしまうのではないかと心配になりました。
猫は敏捷性が高く、また高いところから落ちても大丈夫なイメージを持っている人もいるでしょうが、高いところから落ちたことによる死亡例も少なくありません。屋外に出れば、車など危険性が高い“外敵”が至るところに存在し、飼い猫は急に野に放たれてしまったら餌も取れないでしょう」(前出・動物愛護団体・代表、以下同)