このロイヤリティ料の引き下げに頑として応じないのが『乃が美』の森野博之現会長だ。『文春オンライン』の記事では、昨年8月に森野氏がFCオーナーたちに向け、
「基本的に銀行なんか金なんか返す必要ないと思うてるし」
などと発言する音声が公開されたが、今は状況が変化してきていると別のFCオーナーが話す。
『乃が美』にはもう興味がない
「森野さんは『クレアシオン・キャピタル』に株式を譲渡した際の売却益で儲けていますから、搾りカスだけの『乃が美』には、もう興味がないようです。事業継続に熱心なのは投資会社である『クレアシオン・キャピタル』。つい最近『クレアシオン・キャピタル』がロイヤリティ収入もほぼなく、経営破たんしそうな『乃が美』に3000万円の出資をしたのです。破たんすれば出資者に説明ができないですから」
そして、森野氏の気持ちが離れた『乃が美』が新規事業による再建を模索しているとする話も。
「2月には外部から新CEOに就任しました。今後は食パンを捨て、新たな事業展開をしていくのではないかと囁かれています。今、森野さんが考えているのは、私たちからどれだけ金を取れるのかでしょう」(同・FCオーナー)
一層、混迷を極める『乃が美』だが、この“内紛トラブル”をキッカケとした“怪文書”まで飛び出していた。