会話上手のたった3つの質問
「メンタリズム日本一」が実践する話し方
褒めちぎり質問
うれしさから好感度がジワジワ上がる。
会話のテクで「相手を褒める」のは基本。好感度を上げるポイントは「褒めちぎる」ことだ。
例えば、「やさしすぎるんじゃないんですか?」など「◯◯すぎる」というキーワードをうまく使うのがおすすめ。また、言葉だけでなく、表情や身ぶり、態度にも感情移入するのが効果的。
ちょっと大げさなぐらいでちょうどいい。いくら言葉で「すごい!」と連発しても、表情や態度に表れていなければ、相手は褒められたと感じない。
また、褒め質問に対して、相手は必ず謙遜してくるので、その謙遜を「そんなことないですよ」と「再否定」することも“褒めちぎる”テクだ。
心配質問
悩みの共有であなたを「味方」だと認識!
誰しも持っている不安や悩みを引き出すことで、心の距離がぐんと近くなるテク。ただし、突然「◯◯で悩んでいますよね」と言うのは唐突で不自然すぎ。
そこで使えるのが、心配な気持ちを会話に添えるテクだ。現代人なら誰しもが当てはまるような、外見から判断できる質問をまずは投げかけて。
例えば、「前に会ったときよりも顔色が悪いですね?」「雰囲気がいつもと違うけど、どうしたの?」「疲れていそうですね?」など。自分のことを日頃から気にかけてくれていると思い、心を開いてくれるきっかけになる。
まぐれ当て質問
テキトー質問で会話が盛り上がる。
意外な質問をすると、相手はあなたに強い印象を持つ。答えが当たらなくてもいい、と割り切って質問を。外れたときに、相手のポジティブな面に切り替えて伝えることが大事。
例えば、「アナウンサーの勉強をしていましたか?」と聞き、否定されたら「話し方がすごくきれいだから」という具合。「お仕事はアパレルですか?」と聞き、否定されたら「おしゃれだからアパレル関係かと」と答えるのも理想的。
思いもよらない自分の側面を指摘されることで承認欲求が満たされ、同時に会話を楽しいと感じるように。
質問後に会話を盛り上げる3大ポイント
・相手の反応を気にしすぎない
相手の反応が薄いと、つい焦って一方的に話をしがち。無理にその場を取り繕おうとせず、そのときはそのときと、ドーンと構えておくのが正解。
・トーンやテンポを相手にそろえる
相づちをうつときはトーンやテンポを相手にそろえるだけで、あなたを“話が合う仲間”と感じさせることができる。話下手な人は、丁寧な相づちだけでも心がけて。
・「会話ドロボウ」にならない
話の主役の座を盗む「会話ドロボウ」を無意識にしている人は多い。相手と自分で話す順番を分ける、あまり余計なことを言わず「わかる、わかる」と言うことで、相手の話を奪わないようにしよう。
(取材・文/工藤千秋)