両陛下は昨年9月、エリザベス女王の国葬に参列するため、イギリスを訪問されたが、国際親善のための外国訪問は、令和に入って初となる。

「日本とASEANの友好協力関係が50周年を迎える今年、ASEANの本部があるインドネシアのジャカルタ周辺へ足を運ばれ、歓迎式典や晩餐会へのご参加が検討されています」(宮内庁関係者)

雅子さまの傍には常にご家族が

 雅子さまのご同行は、“体調に支障がなければ”という条件つきだ。

雅子さまにとっては初めてのアジア外遊であり、何としてでも訪問されたいご意向だと拝察します。ただ、6月には植樹祭も控えていますし、長距離フライトを伴う海外訪問が“試練”であることは言うまでもありません」(宮内庁OB)

 こうした中、国母の心身の大きな支えとなるのは、やはり家族の存在で――。

「楽しい話題で家庭の雰囲気を和ませていらっしゃる愛子さまは、時には雅子さまとともに“お役目”を果たされることもあります。たとえば、昨年6月には、歴代皇后が担われるご養蚕の作業に、陛下と愛子さまも加わられました」(前出・宮内庁関係者、以下同)

昨年9月、エリザベス女王の国葬に参列するため皇居を出発される両陛下を愛子さまがお見送りに
昨年9月、エリザベス女王の国葬に参列するため皇居を出発される両陛下を愛子さまがお見送りに
【独自写真】愛子さま、扇子を持ちながらキレキレのダンスを披露

 平成時代、美智子さまの収(しゅう)繭(けん)作業を上皇さまが手伝われたことはあったが、“家族全員”で取り組まれるのは異例だったという。

「令和になってお出ましの機会を増やされている雅子さまが、ご無理しすぎないよう、陛下と愛子さまは、いつもそばに寄り添っておられます。お二方のサポートがあれば、どんな公務も乗り越えられる。最近の雅子さまからは、そのような自信が感じられます」

 深い家族愛が、令和皇室を明るく照らしている――。


出口保行 犯罪心理学者。東京未来大学子供心理学部長。これまで1万人の犯罪者。非行少年を心理分析し、多くの報道番組で解説を行う。