血流アップ!1分間のニギニギで血管若返り
NO(一酸化窒素)というガスを血管内に出すと血管がやわらかくなる。この簡単な運動でもガスが出ることが研究でわかっている。
1. 手を心臓より下の位置に置く。
《ポイント》
・姿勢は立っていても、座って行ってもOK。
・手を心臓より上にすると、血液を上げるために心臓に負担がかかるので避ける。
2. 1秒1回のペースで片手を軽く握る。
《ポイント》
・右手、左手どちらから始めてもよい。
・両手で行うと血流が急に増えすぎ、血圧が急上昇するおそれがある。
・息を止めて行うと血圧が上がることがあるので、自然な呼吸を続けるようにする。
3. 60秒間、無理せず続けられる力でニギニギを続ける。
4.少し休憩したら、もう片方の手で60秒間、1~3の動作を行う。
※毎日行うと身体がその刺激に慣れてしまうため、週に2回ほど休みを入れるとより効果がアップ
[注意]
※高血圧や心臓病の人は、必ず医師と相談して行ってください。
※補助的な高血圧対策です。適切な食事や運動・治療の代替にはなりません。
※朝起きてすぐなど、血圧が高いときを避けて実施してください。
※効果には個人差があります。ニギニギ直後、効果が出るまでには60~90秒かかることがあります。また、長期的な効果が出るまでには4週間ほどかかります。
実録「ニギニギワザで血管がよみがえりました!」
高血圧の人にニギニギワザを4週間続けてもらったところ、多くの人に高血圧改善効果が見られた。ここでは動脈硬化のリスクが高い女性の各年代で特徴的なケースを紹介。
A美さん(49歳)の場合
血圧:189/99 mmHg→157/96 mmHg
更年期まっただなかのA美さん。「仕事のストレスや運動不足も加わり、血圧が上がっていましたが、ニギニギワザを始めて4週間で最高血圧を大きく改善できました」
B子さん(76歳)の場合
血圧:153/77 mmHg→131/77 mmHg
「血管は加齢で硬くなるため、B子さんのように高齢になると血圧も上昇傾向に」。運動も難しくなってくるが、簡単なニギニギワザなら継続でき、血圧を下げることができた。