家庭内の“内紛”がさらに激化!?
「佳子さまのお住まいは、本邸から“スープの冷めない距離”にありますから、悠仁さまが毎日のように訪問されることも可能です。それに、御仮寓所では、ご両親不在の環境で相談事ができるというのも、悠仁さまにとってはうれしい話。おふたりの心の距離は、より近くなると思います」(前出・宮内庁OB)
振り返れば、長女の眞子さんは成年会見で、佳子さまのことを「妹でありながら、友人のような関係」と語った。
一方の佳子さまは、さまざまな意見があった眞子さんと小室圭さんの結婚を、最初から最後まで応援し続けられた。
「眞子さんの最大の味方だった佳子さまと、小室家に対して不信感を抱かれた秋篠宮ご夫妻との間の溝は、いまだに埋まらないようです」(前出・皇室担当記者)
親子の対立が尾を引く中、佳子さまと悠仁さまの密着ぶりに、紀子さまは一抹の不安を抱えておられるようで……。
「自由がない皇室での暮らしを窮屈に思われている佳子さまの影響を受ければ、悠仁さまも“一生、皇室で過ごす”という現実を受け止められず、反発されるおそれがあります。眞子さんの結婚騒動もしかり、きょうだいの結束が強いパワーを発揮することは一目瞭然。そうした時に、母として太刀打ちできるかどうか。紀子さまが気を揉まれるのも無理はありません」(前出・皇嗣職関係者)
前出の小田部教授は、「姉と弟の仲がよいという状態は、国民に安心感を与える」としつつも懸念を示す。
「同じ秋篠宮家の子として、佳子さまと悠仁さまは共通の悩みを抱えておられると推察できます。その悩みが解決されないまま親子のすれ違いが続けば、“秋篠宮ご夫妻VSお子さま方”という構図になり、家庭の内紛がさらに激化するおそれもあるでしょう」
思春期を迎えた子を持つ親の戸惑いは、皇室とて例外ではないのだ。
小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。日本近現代皇室史を専門とし、『皇室と学問 昭和天皇の粘菌学から秋篠宮の鳥学まで』など著書多数