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2023年4月15日に発生した、岸田文雄総理大臣の襲撃事件。応援演説のために和歌山県の雑賀崎漁港を訪れていたところ、演説直前に爆発物が投げ込まれ、木村隆二容疑者(24歳)がその場で取り押さえられ、威力業務妨害で現行犯逮捕された。「漁師のおっちゃん」「SPの動き優秀すぎ」といったワードがSNS上でトレンドに上がったことも周知の通りだろう。
そんな折、同月15・16日のANN世論調査で、内閣支持率は45.3%と先月行われた前回より10.2ポイントも跳ね上がった。岸田首相襲撃事件を、政治家たちは声を揃えて「民主主義を脅かす暴挙」「言論への暴力は断じて許すまじ」とクローズアップした。
この突然の支持率アップはどう贔屓目に見ても、物価対策や少子化対策など、岸田内閣の政策への支持ではなく、この事件の被害者である岸田への同情票があると言っていいだろう。
「襲撃されて支持率アップ、日本人チョロい」
これに対する世間の反応に「襲撃されると実績なしで支持率上がるとか、日本人チョロい」「総理ご無事で何よりです→支持、ってなるの安い国民だな」「目を覚ませ日本人」といったものがあるのも事実だ。
一方で、今回のこの一連の事件を受けてーーーー。
「すべて自民党の自作自演」「完全に仕込み」「タイミング良すぎ」etc…
そんなトンデモ陰謀論がネット上で蔓延している事態はどうなのか。
陰謀論者が根拠としたい言い分はこうだ。