いつか息子が舞台を見に来るかもしれない
すでに稽古に入り、ハードな日々。頑張る原動力になっているものは?
「息子です。いつか息子が舞台を見に来るかもしれない。この先、どんなふうになるかはわかりませんが、ずっとカッコいい父親でいたい。そのために頑張っています。日々の癒し? それも息子です」
と、とても穏やかな笑みを浮かべたーー。
●好きな文豪は?
本作は泉鏡花の戯曲だが、好きな文豪はいる?
「読書家ではないのですが、夏目漱石や太宰治、芥川龍之介は読んでいます。友人に“谷崎潤一郎、面白いよ。『卍』とか読んだことある?”と聞かれたことがあって。近くにいる友人に、そう言われたことが驚きというか、置いていかれたような気持ちにもなり“じゃあ読んでみるか”と。谷崎文学は何冊か読みましたが、面白いなと思います」
PARCO劇場開場50周年記念シリーズ
舞台『夜叉ヶ池』
5月2日(火)~23日(火)、PARCO劇場にて。全席指定1万1000円ほか。
https://stage.parco.jp/program/yashagaike/
撮影/矢島泰輔 スタイリング/上井大輔(demdem inc.) 衣装協力/White Mountaineering、New Balance