初土俵で完全優勝をした“令和の怪物”
関脇の若隆景(28)は、長兄が幕下の若隆元(31)、次兄が小結の若元春(29)で“大波三兄弟”と称され、史上初の三兄弟関取(幕内、十両の力士を総称)が期待されている。
「若隆景は大関昇進目前でしたが、3月の春場所で膝をケガして手術をしたため休場。その分もヤンチャ系の兄・若元春が頑張るのでは?と期待します」
幕内だけでなく十両にもスター予備軍がいる。
昨年12月に入門したばかりの落合(19)は、初土俵の1月場所の幕下で全勝優勝。1場所で十両にスピード昇進し、3月場所は10勝5敗と勝ち越し。“令和の怪物”と称される。
「アマチュア時代から強く、中学3年生の彼を取材したときには近寄りがたいオーラがあったのが印象的でした。声が低くて堂々とした佇まいにこちらが気後れするほど(笑)。
5月場所の成績次第では、幕内に上がる可能性は高いです。往年の北の湖のような大横綱になるのではと注目しています。師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)は“大関になったら白鵬のしこ名を譲りたい”と話していました」
熱海富士(20)は、女性支持が高い。
「土俵以外で見せる笑顔に愛嬌があって応援したくなります」
力士だけでなく親方も存在感を発揮している。YouTube「親方ちゃんねる」の生配信が人気だ。
「親方のトークは相撲の見方を変えました。場所中、相撲中継の映像を無音にして、解説は親方ちゃんねるで聞くファンも多い。会場では親方が警備員や売店の販売員などをしています。現役時代とは違って気軽に話しかけることもできて、写真撮影にも応じてくれます」
今から楽しみが増しそう。