昨年11月28日、妻を殺害したとして逮捕された長野県議の丸山大輔被告(48)。昨年12月20日には殺人罪で長野地裁に起訴されたのだが、実は議員を辞職していなかったことが地元メディアによって報じられた。
4月29日にようやく県議としての任期が満了したようだが、逮捕後も議員報酬や期末手当(ボーナス)が支払われ続けていたことになる。
逮捕時、『週刊女性』は丸山元県議の素顔を追いかけ、ある黒い噂を掴んでいた。
(以下は、2022年12月5日に配信した記事の再掲載です)
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子どもにとっては、自慢の父親のはずだった。
「長野県塩尻市に住む丸山希美さん(当時47)が、'21年9月29日に自宅兼酒蔵で何者かに殺害された事件で、長野県警塩尻署に設置した捜査本部は約1年2か月にわたる捜査の結果、被疑者を特定。会社役員の丸山大輔容疑者(48)を11月28日、殺人容疑で逮捕した」(捜査関係者)
被害者遺族である夫が“殺人犯”として逮捕され、激震が走った――。
「もう、言葉もありません。丸山さんの中学生と小学生の息子さんが心配で……。お母さんが亡くなったショックからお休みしていた学校も、やっと行けるようになったのに。上の子が学校帰りに家の前で友だちと話している姿を見かけると、切なくて。お母さんが亡くなって、ただでさえ寂しい思いをしていたのが……」
近隣住民の女性は、力なく語ると目に涙を浮かべた。
丸山容疑者は慶応大学を卒業後、明治16年創業の老舗酒蔵『笑亀酒造』を継いだ跡取りであり、'15年に長野県議会議員として初当選し、今は2期目を務める地元の名士。
容疑者が跡を継いだら従業員が一斉に辞めた
「20年前に丸山容疑者のお父さんが亡くなって、若くして跡を継いだんです。ただね、酒造りの才能はなかった。揉めたようで杜氏含む従業員が一斉に辞めちゃったので丸山クンが杜氏兼社長だったんだけど、お酒の味もすっかり変わってしまった。もともとは端麗のキリッとした昔ながらの日本酒が、すっごく甘くなって。“あんな酒飲めない”と、地元の人の気持ちは離れてしまったんです」(同・女性)
実家が酒蔵だったとはいえ、経営のノウハウも、酒造りに関してもズブの素人。そう、うまくいくはずがない。
「それを支えていたのが、妻の希美さんでした」
そう話すのは、丸山容疑者夫妻をよく知る男性だ。