西岡さんの長女と交際する前はよほど寂しかったのか、ひとりで外食して酒を飲む様子を《ボッチ飲み》などと題してSNSに何度も投稿し、ときには自宅で酒の肴をちゃちゃっと手料理する様子をアップした。

交際相手がいなかった頃は、同情を誘うようにひとりぼっちで飲む画像ばかり投稿していた(SNSより)
交際相手がいなかった頃は、同情を誘うようにひとりぼっちで飲む画像ばかり投稿していた(SNSより)
【写真】リア充の演出か、容疑者の“匂わせ”投稿が切ない

《ボッチ呑み。今日って満月近め?月が綺麗っす。皆さんは、同じ空をみられていますか?》(昨年9月9日)

投稿で“リア充”を匂わせるように

 1人前の酒とつまみの画像投稿に変化がみられるのは昨年9月下旬ごろ。テーブルに2人前が並ぶ“匂わせ”投稿が始まった。

《今日は、箱根にきてるよ。休みを遊びに来てくれた、レディーと。ヨシ!これから何しよかぁなぁ〜》(昨年9月20日)

《スシローに行ったよ。スシ、スッシ、テレッ、ぴあー。みんな連休如何お過ごしですか?》(昨年9月26日)

 とやたらハイテンション。

 ひとりで一気に食べるとは思えない軍艦6皿をテーブルに広げ、彼女と1つずつ食べるのかパフェ2つを並べるなど“リア充”を匂わせた。

 ほぼ同時期、自宅アパートには名古屋ナンバーの車が駐車されるようになった。

「何度か女性の姿を見かけるようになり、彼女ができたのかなと思っていた。部屋から女性の声が聞こえ、笑い声がするなど楽しそうだった」(前出・住人)

 別の近隣住民も、名古屋ナンバーの同じ車を何度も見かけており、遠距離恋愛は順調そうにみえた。あるいはその先の結婚などを見据えたプランがあったのか。

 事情を確認するため相馬容疑者の実家を訪ねると、インタホン越しに母親は、

「(西岡さんの長女と)交際していることは全く知りませんでした。(結婚の相談や報告は)ありません。失礼します」

 とだけ言ってインタホンを切った。

「捜査当局は、容疑者が西岡さん宅を訪問した理由やトラブルの背景、犯行動機について詳しく調べる方針だ」(前出・記者)

 動機の解明が急がれる。