「(客を)金としか見てないんで」
長野県出身のアミさんは専門学校進学を機に上京、ルームシェアしていた友人の影響でホストにハマったという。
「3か月で専門学校はやめました。ホスト遊びが楽しくて。推しのホストを人気者にしたいっていう一心で気づいたら400万円近くの借金ができていたんです。
まずは風俗で働いて、地方に出稼ぎにも行きました。オーストラリアに1か月出稼ぎに行ったときは月に250万円稼ぎました」(アミさん、以下同)
と淡々と話す。彼女によると地方出稼ぎ風俗はホス狂いの女性たちの間では短期間で稼げると人気だとか。
躊躇はないのだろうか?
「ないですね。(客を)金としか見てないんで。私は30分程度で終わらせてくれる人としています。金額は2万円くらい。だいたい1日最低7人は客をとっています。稼いだお金はすべてホストに使います」
そう話すアミさんから悲愴感は全く感じられない。性病などの心配はないのだろうか。
「とにかくお金が欲しいので先のことは考えていません。早くイッてほしいからゴムもつけないときすらあります」
地雷系メイクにゴスロリファッションで立っていた19歳のヨリさん(仮名)も、立つ理由はアミさん同様、ホスト。
「風俗もやっているけど、ここだと自由だし、自分で交渉できるから楽」
と話す。彼女たちはいずれも「自発的に」立っていると主張した。
公園のすぐ横にはジェンダーレストイレが話題になった歌舞伎町タワーがそびえ、イベントスペース設営で追い出されたトー横キッズたちも集う新宿大久保公園。
歌舞伎町タワーとともに“ネオ東京”の新名所となっているのは世も末としか言いようがない。