帰国時にお忍びで映画館に!?

 現時点で映画『スラムダンク』はネット配信が行われていないため、アメリカでは観賞する方法はない。これには大谷もさぞかし悔しがっているだろう……と思いきや、すでに映画にもどハマりの様子。

「1月にインスタグラムに自身のトレーニング映像をアップしたのですが、映画のエンディング主題歌がBGMとして流れていました。シーズン前に行われた3月後半のオープン戦でも、オープニング主題歌を打席に向かう際の登場曲として採用。これには“大谷は『スラムダンク』の映画をどこで見たんだ!?”とSNSがざわつきました。大谷選手クラスであれば、特別に映画会社から試写映像をもらえたのかもしれませんが……」(前出・スポーツ紙記者)

 そこで、『週刊女性』は配給会社の東映に問い合わせたが、

「試写映像の提供は行っておりません」

 との回答。

映画の主題歌『第ゼロ感』を聴きながらスクワットに励んだ大谷翔平(インスタグラムより)
映画の主題歌『第ゼロ感』を聴きながらスクワットに励んだ大谷翔平(インスタグラムより)
【写真】大谷翔平が日ハム退団時に描いた「スラムダンク」のイラストがうま過ぎる

 そうなると、大谷は日本のどこかの映画館で観賞していた……?

「大谷選手は昨年の10月半ばに帰国してから、1月半ばにキャンプインのために渡米するまでの3か月間、オフシーズンを日本で過ごしました。基本的には都内の自宅マンションとジムを往復する日々で、この間に外食したのはわずか4回だといいます。相変わらずのストイックぶりですが、高校の同級生や友人と食事で息抜きもしていましたし、年末にジムが休館していた間に、お忍びで映画館を訪れていた可能性は十分考えられます」(前出・スポーツ紙記者)

 “野球ファースト”を貫いて前人未到の域に到達したスーパースターが夢中の『THE FIRST SLAM DUNK』。大谷の影響力で、アメリカでも『スラムダンク』を流行らせてほしい!!


島田一志 1969年生まれ。漫画評論家、編集者。著書・共著に『コロナと漫画〜7人の漫画家が語るパンデミックと創作〜』『ワルの漫画術』『漫画家、映画を語る。』『マンガの現在地!』など