元JRA教官も若手騎手の処分に苦言を呈す
前検日に強制的に通信機器を預けることになっている他競技と違い、JRAのレース開催期間中の通信機器の取り扱いは騎手に委ねられていると、JRA競馬学校教官も務めた蓑田早人氏が『うまスクエア』で連載中のコラムで明かしている。
《私が騎手会の副会長だった時に、個人のものだしプライバシーなんかもあるから、強制的に没収されるのはおかしいんじゃないかと提言したんだよ。それから、今のように騎手の自覚と信頼に任せてもらって、自分の手で持っておくことは許可されるようになったんだ》
一方で今回の若手騎手たちのスマホ不正使用の処分については、
《個人的には1か月では全然短い。どうしてこのルールがあるのか、しっかり自覚させるためにも、3か月、半年の処分くらいでも良いと思っている》
と、処分をもう少し重くすべきだと苦言を呈している。
「遅刻による処分で動揺したのか6日に行われたレースで永島騎手は勝つことができませんでした。しかし翌7日に開催されたレースでは2勝を飾り、今年18勝目と女性騎手トップの活躍ぶりです。すぐに気持ちを切り替えられるメンタルの強さとテクニックがある逸材だけに、今後はルールをきちんと守って多くの人から応援される騎手になってほしいですね」(競馬ファンの女性)
しっかり反省し、今後は明るい話題で世間を騒がしてほしいものだ。