『鋼の騎士Q/NeverSayDie』5月17日発売初回限定盤A・B・C、通常盤ともに各1100円 全国ツアー『THEALFEE2023SpringGenesisofNewWorld風の時代』開催中(税込み)
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【写真】決め顔がクールなTHE ALFEE

 “どこが?”と謙遜するが、グループの魅力のひとつとして最初にあげるとすれば、桜井、坂崎、高見沢の“3声”によるハーモニーだろう。それぞれの特徴ある魅力的な声がぶつかり合うことで、唯一無二のハーモニーが生まれていく。

高見沢そこを目指してやってきましたから。3人の個性あるリードボーカルがいるのだから、主張のあるコーラスでも構わない。もちろん、溶け合うように裏声だけで歌うときもありますけどね

坂崎「クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングや、ビートルズみたいなバンドの3声のコーラスを聞いたときに衝撃を受けたんです。合唱団のコーラスとは違う、溶け合わない、ぶつかり合う感じに。2声のコーラスとも、また違うんですよね」

桜井“バンドでコーラスをやりたい”というのが僕らの始まりですから

高見沢「そう。(大学時代)キャンパスでも、よく3人で歌っていましたからね。運動部の面々によく怒鳴られたよな」

坂崎「とにかくデカい声で歌っていたから」

高見沢「たまに皿とか飛んできたりしてね」

坂崎「“これはまずい!”と思ってすぐ帰ったよな(笑)」

いつもと変わらない1年に

 高校で出会い、今日まで歌い続けている同級生3人は、来年デビュー50周年を迎える。特別な計画はあるのだろうか。

高見沢いつもと変わらない1年になるんじゃないですかね。いつもどおりにライブをして、いつもどおりに楽曲を創作する。ただ、その年がデビューから50年であるという

坂崎「半世紀ですから、まわりは何かやってくれるかもしれないけど。それはね、“ありがとうございます”とお受けします(笑)」

高見沢ぜひ、週刊女性の表紙でもお願いしますよ!

改めてグループ名の由来を教えてください

坂崎:よく冗談ではね、“ある日(アルフィー)、突然”と言っていましたけど。

高見沢:呼びやすい、覚えやすいということでレコード会社の方がつけてくれたんじゃないかな? 最初は少し抵抗がありましたよ。ほら、名前でもそうじゃないですか。“賢”ってちょっと恥ずかしいなと思う名前だけど、桜井もここまでくると結構いいなと思う。

桜井大きなお世話だよ(笑)。人の名前で遊ぶな。でも、“違う名前だったら”と思ったことのある人は多いと思うよ。

坂崎ほんとうにそう。自分でつけたものじゃないから。最初の“コンフィデンス”というグループ名には結構、愛着があったからな。

高見沢:本当は、変えたくなかったよな。

坂崎:ただ、似た名前の情報雑誌があったりしたので、変えたほうがいいと言われて。考えたけれど、僕らの中じゃいい名前が出てこなかった。そうしたらスタッフが“ALFEE”を提案してくれて。

桜井:ほかにもいくつか候補があってね。

高見沢:当時、事務所の先輩にガロというカタカナ2文字の人気グループがいたから、ドレミファソラシドの“シド”と、という名前になったりしたな。

坂崎シドが有力候補だったのが、突然、ALFEEになった。

高見沢:多分あの頃、TBS会館の地下にシドという名前のレストランがあって、それで、やめようという話になったんだと思いますね。

桜井THE ALFEEって意外と発音が難しいよね。僕らの先輩なんかは大体“アルヒ―”って言うから。

坂崎:桜井の家のおじいちゃんは、“アルフェ”だっけ?

桜井:違うよ。それ、花屋が間違えた話でしょ。

坂崎高見沢:花輪が届いたんですよ! 

桜井:“アルフューさんへ”って

坂崎:それも、桜井の地元でライブをしたときに。カタカナで“アルフュー”さんへって(笑)。

高見沢:あのときの花輪の写真、残っているよな。

坂崎:ある(笑)。確かに、言いづらい名前だよね。

高見沢50年も経つと、色々ね、ありますね。

ヘアメイク/野原ゆかり