両陛下と秋篠宮ご夫妻が対比的な構図に
前出のつげさんも“傘”が注目ポイントだったと語る。
「平成最後の園遊会も雨でした。上皇ご夫妻は、透明のビニール傘をお使いになっていたため、招待客や報道陣からご表情がよく見えました。ですが今回は陛下が黒、雅子さまがベージュの傘をお持ちになっていたため、ご懇談時の様子が少々見えづらかったのが残念でしたね」
傘をめぐっては、両陛下と秋篠宮ご夫妻の姿勢の違いが目立つことも。
「秋篠宮ご夫妻は園遊会中、傘の開閉を繰り返しておられました。両陛下やほかの皇族方が傘を差されている時でも、雨が弱まると真っ先に傘を閉じ、職員に預けられたのです」(前出・宮内庁関係者)
そのほうが招待客とお話ししやすかったのかもしれないが、
「皇室の足並みがそろっていないという印象を受けました。基本的に、皇室の方々がお集まりになる際は、両陛下のなさりように準じるかたちで行動されます。今回のように“傘を差したままの両陛下と、差さない秋篠宮ご夫妻”という対比的な構図になるのは望ましくなかったかと」(皇室ジャーナリスト、以下同)
また、紀子さまが秋篠宮さまの傘に入り、おふたりで“相合傘”をされているシーンもあった。
「平成最後の園遊会で相合傘をされていた上皇ご夫妻を彷彿とさせました。雅子さまがそのことにお気づきになっていたかは定かではありませんが、主催者として初めて臨まれた園遊会、傘に関する反省点が多いことは、言うまでもないでしょう」
余計な“トラブル”が降りかからぬよう、秋の園遊会はよいお天気に恵まれてほしい。
つげ のり子 2001年の愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』(河出書房新社)など