音楽グループ「水曜日のカンパネラ」の初代ボーカルであるアーティストのコムアイが話題だ。
5月5日、ニュースメディアにて、《コムアイ、アマゾンで出産へ パートナー太田光海が胎児の旅を映画化》のタイトルでインタビュー記事が掲載。アマゾン先住民の村で出産、さらにその過程を映画化することを計画していると語ったのだ。
コムアイのパートナーで、映画監督・文化人類学者である太田光海氏は、妊娠から出産までの様子を、《コムアイと胎児の旅を通して、この世界の希望と問いに向き合うアートドキュメンタリー》と銘打ったプロジェクトを発表。800万円を超えるクラウドファンディングでの資金集めに成功している。
出産はコンテンツではない
ネット上では「ひげメガネちょんまげのクリエイティブ界隈の男って消えてほしい」といった辛辣な声が散見されるも、太田氏は自身の発信する文章メディア内にて、《アマゾン熱帯雨林帰りのヤバいスピ系男に捕まり、めちゃくちゃにされてしまうコムアイ、というストーリーを作っている人たちがヤフコメやツイッターにはいるのだろう、ということは想像が付く(原文ママ)》と冷静だ。
さらに《こういうときに、博士号を取っておいてよかったと思う。日本特有の社会の文脈に全く惑わされず、自分のリサーチと知恵を客観的かつ主観的に分析し、信じることができるから(同)》と続けた。ただそもそも、世界屈指の衛生大国である日本での出産をイメージしていれば、“アマゾン出産”という強烈な見出しに対し、母子の命を軽視しているという批判が出るのも当然だろう。
「水曜日のカンパネラは'16年のブレイク女性アーティストランキングで欅坂46、大原櫻子に続く3位を獲得。ボーカルのコムアイがステージで鹿を解体するなど、その奇想天外なライブパフォーマンスが人気でした」(芸能記者)
その後も話題に事欠かない。
「コムアイは2017年、音楽フェスのバックヤードで撮影した、上半身を露出したニップレス姿を自身のインスタグラムに投稿。その際の《小さなおっぱいには誰にも止められない強さがあるんだ!》といった文章もあわせ、話題になりました。2018年には、女優の二階堂ふみが撮り下ろしたヌード写真集も発売しています」(同・芸能記者)
今回のアマゾン出産も“誰にも止められない”と思いきや、そこは《現地で身体がなじまなかったり、そこで産むのが不安だと感じたりしたら、柔軟に予定を変更するつもり》とコムアイ自身が発言している。そうは言ってもすっかりお騒がせ系アーティストのイメージがついてしまったコムアイ。
「妊娠も出産も、本人たちが決めたことに口を出すことは野暮ですが、ひとつ思うのは、出産はコンテンツではないということです」(大手広告代理店PRプランナー)
母子の健康が第一である。