【なんだろう……。】と少々間を置きながらも、
【ここじゃないのかもしれない。斎藤佑樹さんにとっては、プロ野球選手って通過点なんじゃないですか。プロ野球選手として活躍することが、斎藤さんにとってのゴールじゃないんじゃないですか。】
将来、斎藤氏が人生を振り返った際に、“プロ野球選手であった11年間よりもっと大きな意味がある、大切な時期がもっと先で待っている”と、彼にとって“プロは通過点に過ぎない”ことを諭す国分。
さすがは多数のレギュラー番組を持ち、MCとして十分な実績を誇る国分のなせる技か、ネット上では《国分がいいやつすぎる。。》《この返答がすごい。 凄くポジティブに言い換えている》と、国分の“神回答”を称賛する声が。
この回答に満足したのだろうか。引退時にも、早稲田大学時代の恩師・應武篤良さんから同様の言葉を声をかけられていたことを告白したのだった。
理由は「練習嫌いだったからでしょ」
一方で、そんな“ポジティブすぎる”2人の対談に、
《練習嫌いだったからでしょ。プロ1年目で7勝だっけ?これで持ってるとか 背負ってるとか言ってるの聞いて、こりゃアカンわ って思った》
《日ハムのコーチも大の練習嫌いとも語っていたし、イチローやダルビッシュも最後はさじを投げたそうだし、今さら訊きまくっても無駄だろう!》
プロで成功できなかったのは、“練習嫌いが原因”とするようなシビアな指摘も散見される。現役時代から実しやかに囁かれていたのが、彼の練習態度とプロ野球選手としての姿勢だった。
かつてパ・リーグを中心に現場取材を重ねたスポーツライターに聞くと、
「ルーキー時代から“ビッグマウス”とも言われた斎藤。プロで生き抜くには自信家でもいいのですが、注目度は並の選手とは桁違いなわけで、相応の成績を残せずにいると“練習不足じゃないか”と疑念を持たれるのは仕方ないことでした。
自分の理にかなわない練習には身が入らない様子も伝わりましたが、それでも本人なりの努力、試行錯誤はしていたと思います。ただ一所懸命なのでしょうが、う〜ん、どこかで“甘さ”があった感は否めませんね」