環境省で環境事務次官などを歴任してきた中井徳太郎氏、男女共同参画の専門家でハラスメント領域において豊富な対応経験を持つ藤井麻莉氏に加えて、抜擢されたのはあの“侍コーチ”。
講演会で説いた「指導者のあるべき姿」
「WBCで日本代表のヘッドコーチを務めた白井一幸さんの名が挙がるとは、驚きました。大会終了後は1日に数十本もの講演会や研修の依頼が殺到していると聞いていましたが、まさかジャニーズからも声がかかっていたとは（笑）」（テレビ局関係者）
白井氏の抜擢について、ジャニーズは《厳しい競争のあるエンターテインメント業界の最前線でプロフェッショナルとして研鑽する所属タレント、またそのタレントをサポートするスタッフたちが、白井氏のコーチングを受けることは、これまでよりも広く柔軟な視点を養い、改めて社会から信頼される企業になれるきっかけになると考えております》と説明。
4月15日の講演会で、同氏はこんな言葉を語っていた。
「侍ジャパンがなぜ多くの人に感動を与えることができたのか、世界一のチームになることができたのか。明確な理由があります。チームビルディングによって最高のチームを作り、最強のチームになった」
「指導者は、すべての起きている責任は自分にあるというスタンスでなければいけません。自責にした後、自分を責めると壊れます。どうやって指導したらうまくいくかな、というゴールに向かっていきます」
「栗山（英樹）監督は“信じて、任せて、感謝する”このサイクルから一歩も抜け出さない人なんです。“人から信頼されたい”という人がよくいますが、栗山監督は“信頼する人”なんです。信頼するから信頼されるんです」
