カードからイカの腐ったような、アンモニアに近いニオイ
ポケモンカードの「マリィ」というキャラクターでとても人気の高い商品だという。価格にして1万円は下らないのだとか。記者の顔の近くにカードが近づいた瞬間、イカの腐ったような、アンモニアに近いニオイが漂ってきた。どうすればこんなニオイがカードに染みつくのか。
「何か液体をかけたとか、そういった場合じゃないとここまで臭くならないと思うのですが」(カードショップ店員)
臭気測定器に近づけると、強いニオイを示す「4」の表示が出た。「5」が最大度数だから、よっぽど臭いのがおわかりいただけるであろうか。
トレカ界隈でも「臭い」と不名誉な評価をされている店舗へ足を運ぶと、入り口に《ご自由にお使いください》と消臭スプレーが置かれ、よく見ると店内のあちこちに芳香剤のようなものが。
コロナが5類相当になったがマスク着用義務づけの貼り紙もされている。記者が訪れた日は店内に利用者も少なく、多少汗のこもったニオイはしたが、そこまで臭くはなく、臭気測定器も「楽に完治できるニオイ」の「3」を示した。平均値だからといってニオイがないわけではない。男性店員は、
「注意喚起をしてからだいぶマシになりました。カードを愛するお客様は、ご自身の身なりにお金をかけない方が多いといいますか。そういった方が一堂に会する大会などではやはり、ニオイ問題はなくなりませんね。これから梅雨に入りますので、お客様自身が体臭に気を使っていただくしか方法はないかと」
と話す。
カードショップのスメハラ問題、相当根深いようだ。
※本文中のニオイ数値は臭気測定器の表示指数ではなく、1~5で表しています