佳子さまは、在学中の'17年9月から'18年6月まで、イギリスのリーズ大学に留学されていた。
「現地での生活は日本と違い、皇宮護衛官やお付きの人はいません。広大なキャンパス内を、留学生仲間と一緒に歩くお姿も目撃されていました」
内親王の国際結婚は前例なし
英語があまりお得意でないと囁かれていた佳子さま。
「ICUの卒業論文を英語で執筆した姉の眞子さんに対し、佳子さまは日本語でした。さらに'19年、佳子さまがおひとりでハンガリーを訪問された際、現地の関係者に“通訳を入れるので、ハンガリー語で話してください”との通達があったとか。
英語を用いた直接の交流に自信がなかったのでしょう。ですが最近は英語への苦手意識が感じられません。語学力が向上した理由について、さまざまな推測がありますが、その1つに“恋人が外国人だと英語が上達する”といったものもあります」(宮内庁OB)
語学力と恋愛を結びつけるのは性急なように思えるが、佳子さまの“海外進出”を望む声は、確かに高まっているようだ。
「結婚相手を日本国内で探すのではなく、ぜひ世界に目を向けていただきたいです。長い歴史を持つ日本の皇室は、海外の王室からの関心度も高い。眞子さんの結婚が世界中で報じられたように、結婚適齢期のプリンセスには熱視線が注がれていると聞きます」(宮内庁関係者)
一方、皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は「内親王が外国に嫁ぐ、あるいは外国人を配偶者とした例はない」と説明する。
「日本の法律では、内親王の結婚相手について定められているわけではなく、好きになったお相手との自由な結婚が認められています。ただ、民族や宗教が異なる配偶者との結婚は、ハードルが高い。相手国の法律を確認することはもちろん、両国の皇室や王室、そして国民の理解が不可欠となります」(小田部教授)
グローバル化が進む昨今、国際結婚は珍しくない。
「世界に目を向ければ、多くの王室が、別の国からお妃を迎え入れています」
そう話すのは、イギリスなどの王室事情に詳しいジャーナリストの多賀幹子さん。