強制性交疑いで書類送検された山川は、20代の知人女性とは「合意があった、無理矢理ではない」と、警察の事情聴取で容疑を否認している。今後の動向について、球団事情に精通するスポーツライターに聞くと、
「仮に嫌疑不十分で不起訴、または女性側と示談成立したとしても、不倫トラブルを起こしたことに変わりありません。特に子どもに人気が高かっただけにファミリー層を重視する、また女性ファンの獲得に取り組んでいた西武球団にとって扱いづらくなる。
それに、このままシーズン終了まで試合に出場できなければFA権すら取得できないわけで、移籍どころかオフの“トレード要員”になる可能性も。山川に代わる“4番ファースト”も育ってきていますからね」
4番ファーストに“おかわり君3世”
39歳にして開幕から好調を維持し、チームを牽引してきた“おかわり君”中村剛也が5月27日に怪我のために登録抹消。代わって一軍登録されたのが3年目の渡部健人(24)。その一見“ぽっちゃり”に思える体型から、“おかわり君3世”とも称される右の長距離砲だ。ちなみに“2世は”山川である。
4番ファーストでスタメン出場を果たした、5月28日の『オリックス・バファローズ』戦では4番初打点を上げる活躍を見せ、お立ち台で大歓声を受けてファンから迎えられている。
「本来ならばサードも守れる渡部は中村の後釜として育て上げ、山川との併用起用、もしくはFA退団を想定して獲得したのは間違いないところ。毎年のように主力が抜けても、次々とスター選手を輩出する野手育成はピカイチです。
それに中村もまだまだ衰え知らず。渡部が一軍定着してポジションをモノにしようものなら、山川の“居場所”はチーム内外のどこにもなくなってしまう。それがプロの世界ですから」(前出・スポーツライター)
WBCのヒーローから一転、千尋の谷に落ちた獅子は這い上がれるのだろうか。