また、『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)で福山雅治(54)や酒井法子(52)といった人気俳優と共演、主役を演じた江口洋介(55)。31本に出演してそのうち主演は'04年『逃亡者RUNAWAY』(TBS系)など12本。

第一線で活躍する“戦友”の一方

「『ひとつ~』の最高視聴率は37・8%で、これは現時点でもフジテレビドラマの歴代最高記録です。陣内さん、柳葉さん、江口さんに共通するのは、'00年以降は主役というよりも脇を固める役割に回っている印象がありますね」

 当時は人気の高さから織田裕二吉田栄作(54)、加勢大周(53)の3人が“トレンディー御三家“と呼ばれたことも。'00年以降の出演ドラマを見ると、織田がダントツの12本に出演し、そのすべてが主演。吉田は26本に出演しているが、主演は0。そして加勢は10本に出演し主演0だが、

「'08年に覚醒剤と乾燥大麻を所持していたとして、現行犯逮捕されました。結局この事件がきっかけで芸能界を引退。逮捕当時に出演していたドラマ『キッパリ!!』は、この事件の余波で打ち切りに……」

 残念な結果になってしまったが、経緯はまったく違うものの残念といえば石田純一(69)が思い出される。8本の作品に出演し主演は0。'88年に『抱きしめたい!』(フジテレビ系)で主演を張ってから数々のトレンディードラマに出演し、バブル期を代表する俳優となるのだが─。

「長谷川理恵との不倫が報じられ、世間の評価がガタ落ちしました。単発のドラマなどでは主演もしてはいますが、連ドラでは寂しい状況です」

 今も第一線で活躍する人、時代のあだ花になってしまった人……。人生はドラマのようにうまくいくとは限らない。