予定どおり7月1日にオープン
鳥羽シェフのさまざまな契約は続々と解除がなされているが、このプロジェクトは予定通りに進むのか……。
「運営会社sio株式会社からは、予定どおり7月1日からオープンすること聞いています。オープンに向けて準備をしています」
そう話すのは鳥羽シェフに声をかけた小谷村観光地域振興課の山田久志氏。このレストランは鳥羽シェフ側と小谷村の“協業”なのか。
「協業ではなく、小谷村の所有施設(古民家)に、指定管理者としてsio株式会社と管理運営協定を締結している状況です。運営母体は、sio株式会社であり、村は経営においては特段関わりはありません。
鳥羽シェフとの関わりは、sio株式会社の代表が鳥羽さんであるので、指定管理者の代表としてのレストラン運営について協議等を行った関係です。鳥羽シェフと小谷村の関わりのスタートは、栂池自然園を運営している株式会社おたり振興公社及び自然園までの輸送事業者の栂池ゴンドラ株式会社さんが、まずは、『OTARI弁当』制作において(鳥羽シェフに)監修してもらった経過があります。
その中でsio株式会社さんたちが来村した際に、古民家レストランの指定管理者を募集していることをお伝えし、プレゼン等の経過を経て、指定管理者となったものです」(小谷村担当者・山田氏、以下同)
今回、広末との件で鳥羽シェフに関するいくつもの契約が解除された。今後も小谷村は彼と連携を続けていくのか。
「現在は小谷村はsio株式会社との『指定管理者』としての関係で連携をとっています。5月からは、レストランを運営していくスタッフが小谷村へ移住し、レストラン経営のため、地域のことを勉強し、地域の方々と交流するなど、この小谷村を知ろうと努力しています。鳥羽さんの個人的な報道とは関係なく、この地で頑張ろうしているスタッフの皆さんに対してアドバイスや橋渡しをすることは小谷村行政の役目として行っています。
まずは、レストランを通して初めてこの小谷村へ来たスタッフの皆さんの応援していくこととしています」
村はもちろん、店も、そして料理も何の罪はない。