こんな病院&医師には早めに見切りをつけて!
〜病院へ行ったらここをチェック〜
日頃、何げなく通っている病院でも、ちょっと気をつけると「危ないサイン」がいくつも見えてくる。大人気で、はやっている医者と思っていたら、実は頼ってはいけない“ワルい”医者なのかもしれないのだ。
1. 患者の話を聞かず目を合わせない
本来の医師の役割は一人ひとり異なる患者の状態を確認して最適の療法を施すこと。そのために一番重要なのは「傾聴」。
患者の話にしっかり耳を傾けることで、初めて症状だけでなくその原因や本人が解決したいと考えている問題を確認でき、必要な治療や方針が明らかになる。症状だけを聞いてすべての患者に一律の治療法しか施さないのでは機械と同じ。
2. 風邪の治療に抗生物質を処方する
ほとんどの風邪はウイルスのせいで罹患する。ところがウイルスには抗生物質はまるで効かない。抗生物質が退治できるのは緑膿菌や肺炎球菌のような「ばい菌」で、ウイルスによる風邪治療にはまったく効果がないのだ。
不適切に服用すると抗生物質に対して抵抗性がある「薬剤耐性菌」を生んでしまい、かえって重い病気につながる。
3. 待合室が高齢者クラブ化している
病院にやってくる顔ぶれが固定化することは3つの大きな問題がある。
(1)適正な治療が行われないので症状が改善せず、通い続けている。(2)診療を継続させ診療報酬を積み重ねるために故意に治療を引き延ばしている。(3)本来の医療行為ではなく、病院に通うことが患者の目的になっている(医師もそれを助長)。
どれも身体の不調除去という目的に反する。
4. 医師がカルテをまだ自筆している
医療の効率化や情報共有化を目的とした電子カルテ導入推進がスタートしてから20年以上経つが、個人病院を中心にいまだ4割が未導入。メリットのほうがはるかに大きいのに未導入のままという本当の原因は、医師が単にPCが苦手で利用できないため。
医療が日進月歩で進化しているなかで、以前からの医療常識をベースに治療を続けている、とも考えられるので危険。
5. デスクの上に『今日の治療指針』『今日の治療薬』のみ
日本の医療制度で「標準治療」とされる通常の「診断~治療方針~処方例」をまとめた『今日の治療指針』と処方される医療薬を解説した『今日の治療薬』は、勉強しない医者の虎の巻。
一般的とされる治療方法を医学界の大御所とされる医師などがまとめた内容だが、エビデンス(科学的根拠)のない経験上の判断に基づいた内容が多く信頼性に欠ける。
6. 受付横で事務員が大忙し
日本では医療機関は医療費の7~9割を公的医療保険に診療報酬として請求し、収入を得る。病院経営で利益を上げたい“ワルい医者”は、多くの患者を頻繁に来院させるため、その分、医療事務員は診療報酬の計算でてんてこ舞いに。
支払いまでの時間がかかる病院は、患者を必要以上に通わせている可能性も。
(取材・文/オフィス三銃士 イラスト/小島サエキチ)