契約解除もやむなしか

 元政治家でタレントの東国原英夫は自身のツイッター上で、

《誤解を恐れずに言えば、この物語は壮大な歌舞伎なのかも知れない》

 といった創作物のような大事件に実感が持てない様子。ネット上も同様に、

《まだまだ、裏がありそう》
《死人に口無しだから、わからない》
《殺人罪の可能性もあると思う》


 などといった意見も見受けられた。この混乱の中、猿之助の歌舞伎以外の芸能関係の窓口だった『ケイファクトリー』は逮捕を受けてHP上でコメントを発表。

《現在、本人は警察の取調べを受けていると認識しております。このような事態に至りましたことを重く受け止め、今後も当局の捜査に協力して参ります。また、司法による最終的な判断がなされるまで、所属契約に関する見解について申し上げることは差し控えさせて頂きます》

 所属契約をしばらく維持するが猿之助と事務所は相思相愛だったという。

2012年に病気を患い、表舞台から遠ざかっていた市川猿之助の父・市川段四郎さん
2012年に病気を患い、表舞台から遠ざかっていた市川猿之助の父・市川段四郎さん
【写真】「愛するM」の隣りで幸せそうにほほえむ猿之助

「猿之助容疑者が歌舞伎以外のメディアでも活躍するようになったのは、ケイファクトリーの尽力あってこそ。お互い強い信頼関係が築かれていました。逮捕された時点でも彼のプロフィール写真や出演実績も事件前と変わらず。

 公開延期になっている『緊急取調室 THE FINAL』も《出演決定!!》と書かれてますし、2024年2月に予定している『スーパー歌舞伎II鬼滅の刃』も告知されています。しかし逮捕された以上、ほかの所属俳優との兼ね合いも考慮して、契約解除もやむをえないかもしれません」

 心中の余波は、まだまだ広がり続けるようだ。