「家族から離れたかった」

「キャンドル氏が幼少期、将来バイオリン制作をやりたいと宣言したところ、月に2回、長野から東京へバイオリンを習いに行くことになったそう。

 その背景について、≪父親はバイオリンが弾けないことがコンプレックスで、作っていけばいくほど試し弾きができないストレスがあったようです。ですから、息子にはそういった苦労はさせたくないから弾けるようになってほしいという親心だった≫と述べているのですが、当のキャンドル氏は、≪バイオリン演奏のプロになりたいわけじゃなくて、「バイオリンを作ること」を教わりたかった≫といい、≪とにかく自分の目的と置かれている環境のギャップがひどすぎ≫と、当時の苦悩を振り返っています。

 なぜすぐに『やめたい』と言わなかったのか……と疑問を抱いてしまいますが、『街録ch~あなたの人生、教えて下さい』で本人が明かしたところによると、父親は≪自分の子供達は自分の…みたいな意識が強い方≫。

 キャンドル氏に対し、制作者ではなく、演奏者として有名になって、バイオリンのセールスを担ってほしいという願望を抱いており、≪(父親の中で)ファミリービジネス的なストーリーが出来上がっていた≫そうなんです。年の離れた兄が父親に反抗し、喧嘩をする姿をよく見ていたというキャンドル氏は、≪(自分は)あからさまな反抗はしなかった≫と言っていました」(前・同)

2021年10月、YouTubeチャンネル『街録ch』に登場したキャンドル・ジュン氏
2021年10月、YouTubeチャンネル『街録ch』に登場したキャンドル・ジュン氏
【写真】ラブラブだった頃のキャンドル・ジュン氏と広末涼子

 その後、キャンドル氏は高校入学前にバイオリンと“決別”。しかしそれは自らの意思ではなく、親に≪高校行くかバイオリン続けるか選んでください≫と迫り、選択してもらったという。

「≪家族から離れたいって強い思いがあった≫と話すキャンドル氏は、支配的な面がある父親に反抗こそしなかったものの、やはり思うところはあったのでしょう。そんな同氏の言動が、いままさに“支配的”と批判され、モラハラ疑惑まで浮上しているのは、なんとも皮肉な話。悪い意味で、父親の影響をもろに受けてしまったということなのでしょうか」(前・同)

 会見後に受けた「文春」のインタビューで、≪私も過去のことは叩けば埃が出る身なので≫と自戒の言葉を口にしていたキャンドル氏。自身が「モラハラっぽい」と非難されている現状をどのように受け止めているのだろうか。