大地容疑者が母親から受けていて“壮絶”虐待
殴る蹴る、タバコの火で火傷させられたり、食事を与えられなかったり……。母親が妹に命じて噛ませたりして、大地容疑者の身体は歯形だらけだったという。
長男が6歳で、大地容疑者が4歳ぐらいのとき、こんな事件が起きた。
「長男と大地が“ポケモンを探しに行く”と言って、2人でどこかに消えてしまった。それで、全然帰ってこないから警察を呼ぶ大騒動になってね。なんとか無事に戻ってきましたけど」(同・知人、以下同)
母親の虐待から逃れるための“家出計画”だったのか。長男と大地容疑者はその後、何度も家出をしようとしては失敗していたという。
なぜ母親は彼らをそこまで虐待したのか。
「上の3姉弟と、下の双子の姉妹が、父親が違うんです。まだ下の双子が小さいころ、母親は猫かわいがりをしていて、父親と思われる男性とも同居していた」
だが、母親は父親と思われる男性にも暴言を吐き、暴力を振るうように。最終的には彼は出ていったという。
穂坂一家に起きた事件について、絶縁状態にある長男にも話を聞こうとしたが、
「取材はやめてほしい。彼は何も悪いことはしていないし、辛い過去を忘れたいはずですから。そっとしてあげてください」
母親は監禁されていた部屋を抜け出して、現在のアパートから数百メートル離れたUR団地に向かったという。そこは、穂坂一家が30年前まで住んでいた場所。
「車椅子に乗った状態で、通りがかりの人に発見、保護されています。意識はもうろうとしていたが、それでも“家に帰るから……”と言っていたようです」(前出・社会部記者)
母親にとって、もっとも幸せだった場所に帰ろうとしたのだろうか。大地容疑者のものと思われるSNSには、笑みを浮かべる母親とのツーショット写真がアップされていた。