桑田佳祐から届いたメール

『だんごのこばやし』は閉店したが、『茶商 小林園』は続ける。桑田にお茶を贈ることもあり、そのたびに原由子から礼状が届くのだそう。今でも親交は続いている。

桑田にお茶を贈ると、そのたびに原由子から礼状が届くのだそう。今でも親交は続いている。
桑田にお茶を贈ると、そのたびに原由子から礼状が届くのだそう。今でも親交は続いている。
【貴重写真】茅ヶ崎市立第一中学校時代の桑田佳祐が今と変わらない!?

 '00年のサザン茅ヶ崎ライブでは開催に合わせ、抹茶をブレンドした深蒸し茶・茶山(さざん)を発売。さらに、'08年には茅ヶ崎サザン神社を建てることにも尽力した。

'10年に桑田くんが食道がんになったとき、励ましのメールを送ったら、『小林さんこそ大丈夫ですか?』と返信があった。実はその1年前に私もがんになっていたんです。義理堅く、思いやりのある人だと、改めて感じました

 そのやりとりをきっかけに、同級生である弟よりもメールするようになったそう。

「やっぱり影響力はすごい。茅ヶ崎が盛り上がるのも桑田くんのおかげ。観客数も限られる地元の野球場ですが、地元でのライブ開催は本当にうれしいですね」

 6月25日にサザンオールスターズは45周年を迎えた。前日に桑田はラジオで10年ぶりの茅ヶ崎凱旋ライブを行うことを発表し、地元は大盛り上がり。茅ヶ崎サザン神社にも多くの人が訪れており、「茅ヶ崎ライブ当選祈願」といった書き込みも多く見られた。

ノリで御朱印を作ったのですが大好評で。神社を作ったときもそうですが、楽しんで取り組むことが大事(笑)

『だんごのこばやし』の閉店は寂しいことだが、桑田が残す茅ヶ崎への“希望の轍”はまだまだ絶えないようだ。