「私室部分の一部を残す」
「当初は“仮住まい期間後、職員の事務スペースや収蔵庫として活用する”と説明されていました。それが一転、'22年11月に“私室部分の一部を残す”と方針が変更されたのです」
理由は明かされていなかったのだが、
「今回、佳子さまが住まわれるためだったと判明しました。
宮内庁によれば、経費削減のため、改修後の秋篠宮邸には佳子さまの部屋が設けられていないといいます」
その一方で“どれほどの経費が削減されたかを示すことは不可能”とし、国民は不信感を募らせている。
「秋篠宮邸が完成した'22年9月、宮内庁の説明を受けて、各メディアは“ご一家は'22年度末までに新居に移られる見込み”と報じていました。ですが今回、その時点で佳子内親王殿下は引っ越さないと決まっていたことが判明し、昨秋の説明が虚偽だったことが明らかに。
これまでの宮内庁の発表や、今後のさまざまな発信についても、国民から“ウソかも”と思われる可能性が高くなったことを重く受け止めるべきです」(皇室解説者の山下晋司さん)
批判を浴びることは目に見えていた
今回の一件が、皇室全体に影響を及ぼしていることは言うまでもない。
「秋篠宮家が考える“公と私”の線引きと、国民の考えには、大きな隔たりがあると感じます。宮内庁は本来、皇室と国民のバランスを取る立場ですが、昨今は皇室側に偏りすぎている。国民からの信頼や敬愛の念を損ねないためにも、真摯な姿勢が求められています」(宮内庁OB)
引っ越しについての説明が、この時期になった理由について、宮内庁は「検討を重ねた結果」の一点張りだが、
「一部では紀子さまのご意向ともいわれています。紀子さまは、眞子さんの結婚問題が泥沼化していた'21年の春、近しい関係者に“娘を守れていませんね”と、漏らされたことがあったとか。大切に育ててきた娘に非難が集中している状況は、子を持つ親なら誰しも耐え難いものです」(秋篠宮家関係者、以下同)
佳子さまが別居されることは、眞子さんが結婚する前から決まっていたとされる。
「公表すれば国民から批判を浴びることは目に見えていました。佳子さまが、眞子さんと同じ思いを味わうことがないよう、紀子さまは“できる限り隠す”というお考えに至ったのかもしれません」