7月4日に放送がスタートしたテレビ朝日系ドラマ『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』に織田裕二が出演し、話題になっている。
「伊藤沙莉さんが主演を務める、いわゆる“お仕事ドラマ”です。裁判の結果に応じて家具や財産の差し押さえをする『裁判執行員』という職業を題材にしていて、織田さんが執行官、伊藤さんは執行補助員として数々のケースに関わっていく……という物語。第1話の世帯視聴率は9・6パーセントと、好スタートでした」(テレビ誌ライター、以下同)
織田は昨年の7月に、25年間メインキャスターを務めた『世界陸上』から惜しまれつつ卒業。一段落したなかで、なんと30年ぶりの“脇役”がキターッ!
「織田さんといえば、『東京ラブストーリー』や『踊る大捜査線』など、数々のドラマで主演を務め、大ヒットを飛ばしてきました。脇役を務めるのは、1993年放送のドラマ『素晴らしきかな人生』以来で、ちょっとした話題になりました」
しかし、フタを開けてみると……。
「『シッコウ!!』第1話が放送されるとSNSでは、主演の伊藤さんを凌駕する勢いで、織田さんへのコメントが相次いでいました。過去の作品では熱血漢を演じることも多かった織田さんですが、今作では、少しクセはありつつも、今までに比べれば比較的落ち着いた役どころ。日に焼けた肌も渋みを感じさせるようで、若い女性も含めて“カッコよすぎる!”と驚きの声があがっています」
脇役のはずが、織田がこんなにも目立っている理由はなんなのか。
伊藤から“リビレジェ”と呼ばれる織田
「少なくとも第1話では、伊藤さんと“ダブル主演”といっていいほど登場していました。カッコいい見せ場や決めゼリフも大量にありましたし、作中ではスーツに緑色のロングコートを羽織り、街中を疾走する、『踊る大捜査線』を彷彿させるシーンも。一挙手一投足に“主演オーラ”が漂っていましたから、視聴者が注目するのも当然ですよ」(制作会社関係者、以下同)
そんな織田に、制作陣も夢中だという。
「『シッコウ!!』の撮影現場では、やはり大御所の織田さんが一番に尊重されています。撮影中は共演者に演技のアドバイスをすることもあるそうで、放送前の記者会見では、伊藤さんや中島健人さんが織田さんのことを“生きている伝説”略して“リビレジェ”と呼んでいるとも明かされていました。一部報道では、織田さんは8月19日からの『世界陸上』を現地ブダペストで観戦するために、10月期のドラマ出演を断ったといった話もありますし、今のスタンスとしては、貪欲に仕事をしない、いわば“セミリタイア”状態。そんな中での、せっかくの出演機会だからと、制作陣もついつい“織田さんを輝かせたい”とプッシュしてしまうんです」
目立ちすぎて“踊る執行官”にならないよう、くれぐれもご注意!