社長がメディア批判
《メディアの常として、全社員の2%に満たない一部のBP(板金塗装)社員の過去の不祥事でも、世間の関心を集めるために、会社全体の組織ぐるみだと決めつけて報道しています》
これは、兼重社長が従業員にLINEで送信した文章が流出したもの。内容について、社の広報担当者は7月20日、全国紙の取材に対し「文章については、当社兼重社長が従業員向けに送ったものになります」と事実関係を認めた上で「不適切な内容が含まれていることについて猛省しております」と、兼重氏のメディア批判について謝罪した。
火に油を注ぐ形となった兼重社長のLINE流出だったが、社の信用がさらに失墜する事実が。
「組織の方針などが記された『経営計画書』の内容が炎上しています。これは企業が毎年すべての社員に配る冊子で、内容を毎朝唱和させられるそう。会社と社長の意思に従えるかどうかを示す部分では《会社と社長の思想は受け入れないが、仕事の能力はある。今、すぐ辞めてください》という記載のほか、《経営方針の執行責任を持つ幹部には、目標達成に必要な部下の生殺与奪権を与える》といった過激で独裁的な言葉が。そのほか、《社員旅行や親睦会などの会社行事の不参加者は、人事評価を下げる》といった典型的な“ブラック企業”の規約が記載されていました」(前出・社会部記者)
経営計画書について、ビッグモーターは「会社と社員のベクトルを合わせる目的で記載した内容となります。表現が過激であるという外部からのご指摘もあり、表現の変更も含め、検討しております」とコメント。