《たけるくんと片岡さんがやったことは賞賛に値すべきだけど、美談にしちゃいけないわ。安全対策どうなってんの?下手すると死ぬよ?

《テントの用意もゴールした人に氷や水の用意もなくて、本当にかわいそう、、、走った人が氷あげてるし、フジテレビスタッフ何やってんの?》

フラフラでゴールの床に倒れ込んでも誰もタオルも水も渡さ無いじゃん… あんな炎天下の床なんか黒くて火傷するだろ、マットとか日陰ぐらい設置しろよ、無能なスタッフばかりやな》

 命の危険をともなう炎天下でのマラソン企画を実施しながらも、安全対策や演者へのフォローができていないように映った現場の対応に疑念が持たれている。

女性だから手を出せなかった

 またゴール地点にいた出演者たちが、他のゴールした男性走者を支えたり、抱き合ったりしたにも関わらず、井上だけを介抱することなく“放置”し続けたことにも議論が起きている。多く見受けられるのが「女性だから手を出せなかった」という論調だ。

 バラエティー番組に携わる放送作家も「下手すればセクハラ問題になりかねません」との、テレビ界に渦巻くコンプライアンス問題を論じる。

「ゴール地点にいた出演者やスタッフのほとんどが男性だったと見受けます。SNS監視にある昨今のテレビではセクハラ扱いされないために、タレントや芸人は“女性タレントに安易に触れてはいけない”という風潮もあり、過剰に気にするあまりに“動きたくても動けなかった”との意識があったのかもしれません」

 2017年12月、AED(自動体外式除細動器)を男性から使われた場合、「“セクハラで訴える”と答える女性が多かった」などといったアンケート結果を公開するツイートが拡散され、SNSでは「何もしない方がマシ」「もう女性を助けられない」などの声が上がった。