酒寄容疑者は身内にどう説明していたのか。自宅を訪ねると、母親はインターホン越しに、
「いまは一緒に住んでいないんですよ。本人から直接話を聞いてなくて、事件のことはわからないんです。弁護士さんを立てているのですいませーん」とだけ話し、インターホンを切った。
同容疑者の祖母は困惑ぎみにこう話す。
「逮捕のニュースで初めて騒動を知りました。悪ふざけでやったようですが、どんな子かといわれても……普通の孫です。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
仕事は宇都宮市内にあるキャバクラの店長。知人男性によると「女性従業員からはわりと評価されていた」という。
一方、上野容疑者は同県上三川町出身。賃貸の集合住宅で母親、兄弟と暮らす。男ばかりの賑やかな4兄弟だった。
中学から暴れん坊で学校にはほとんど行かず
「中学時代はバドミントン部。暴れん坊で学校にほとんど来ず、部活だけ出ていた。複雑な家庭事情をさらっと話していた。中学からタバコを吸っていたが、こんなことで逮捕されて驚いている」(同級生)
やがて金髪に染め、チャラい感じになったという。
『ラーメン山岡家』の運営会社によると、逮捕前、2人から謝罪があった。酒寄容疑者は業務を妨げる意図はなかった旨を供述しているから、いったい何を謝ったのか。