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ー 業務に支障が出てしまうほどの反響

《これは、わたしがいつも“作り手の顔がかっこいい”という理由で購入している卵》

業務に支障が出てしまうほどの反響

「8月21日、“作り手の顔が見える”をコンセプトにしたパックたまごの写真がSNSに投稿されると、その日はたまごの話題でもちきりになりました。一見すると、普通のパックたまごでしたが、包装に載っていた生産者の顔写真が“イケメンすぎる”と注目され、この投稿には10万もの《いいね!》がついたんです」(料理雑誌編集者)

 生産者の顔が載っているパックのたまごがあるということはなんとなく知っているけど、意識して見たことがないという人も多いはず。

 その一方で、SNSでは“私のも見て!”と自分のお気に入りの“たまご生産者”の顔写真を投稿する人たちも現れ、“推したまご”の見せあいが始まった。

 意外なところでのバズりをJA全農たまごの担当者に問い合わせてみると……、

顔写真の掲載は、購入する方々に“どういう人が作っているのか”を知っていただき、安心して買ってもらうたに始めました。今回は元々の趣旨とは違ったところで拡散されているようですが……(笑)」(JA全農たまご・担当者)

――“イケメン”と話題になった本人に話を伺えますか?

あまりにも反響があり、農場にも多くの問い合わせをいただいている状況です。喜ばしいことではありますが、業務に支障が出てしまうほどでして。多くの方が押しかけてしまわれることも懸念されます。

 JA全農には、他の農家の方にもご協力いただいているため、特定の農家さんだけの今回の件は、恐縮ですがこれ以上の取材・回答は控えさせていただきます」(同・JA全農たまご・担当者)

 JA全農グループのHPを見てみると、全国各地のたまごの作り手を見ることができる。推したまごを見つけて、スーパーの買い物時間にも推し活を満喫したい。